Twitterで募集していた子ども応援キャラクターの名前に、なんと212もの候補をお寄せいただきました。ありがとうございました! 名前はただいま社内で選考中ですが、ここでは、なぜ子ども応援キャラクターを作ったのかについて、書いてみたいと思います。
出発点は、トロフィー屋さんとして社会のためにできることをしたいという想いです。そう考えたときに浮かんできたのが、「これからの未来をつくっていく若い世代の人たちをトロフィーでほめたり、たたえたりしたい」でした。
背景には、トロフィーをもらえる子どもたちが絶対的に少ないのではないか、という危惧があります。トロフィーやメダルというと、トロフィー屋さんで働く前の私は「勝利して得るもの」というイメージがありました。加えて、そうそういただけるものではない、と思っていました。優勝、金賞、1位……入賞もなかなか、いやムリでしょ? みたいな感覚です。みなさんは、どのようなイメージをお持ちでしょうか? 共感していただける方が多いのではないかと思います。
しかし、これでは、一握りの子どもしかもらえないものになってしまいます。もっとたくさんの子どもたちに、トロフィーをもらう喜びを感じてもらいたいと、若い世代の「未来」「好き」「頑張る」にエールを送る子ども応援キャラクターを作ることにしました。
トロフィーはもっと自由度の高いもの
そもそもトロフィーは、競争に打ち勝った末にもらうだけのものではありません。記念品という側面もあります。実際には、還暦などの長寿お祝いで楯のご注文をいただいたり、創立・創業記念や開店記念などの記念品をご相談をいただいたりしますし、ほかにも、教育機関関係では卒園・卒業記念品、また結婚記念お祝いなど、個人的なアニバーサリーにもよく使われているのです。
そして、最近、特に多くなったと感じるのは、「ありがとう」「頑張ったね(頑張ってるね)」といった気持ちを伝える表彰品です。感謝を伝えたいや、残念ながら賞に届かなくても、これまでの頑張りを称えたいという想いから贈られるものです。
実は、私たち「トロフィー生活」は、この気持ちを伝えるという役割に注目しています。ロゴに添えた“もらうからあげるへ”のメッセージも、そこから生まれた言葉です。
「自己肯定感」を育むトロフィー
人は社会的な動物だといわれます。通信とコンピュータとを駆使するITが進化し、コミュニケーションツールが多様化した現代でも、人は人との関わり合いの中でしか生きていくことができません。そして、誰しも認められたいという感覚を生来的に持っています(承認欲求)。生命を維持したい(生理的欲求)、身の安全を守りたい(安全の欲求)と同じように欠かせないものだとされています。人は誰かに認められることで、生きていけることを実感し、さらに自信や前向きな想いを持つことができるのです。
ビジネスでの人材育成や子育ての分野で、ほめて育てるという声が大きくなっているのは、この承認欲求の重要性からきたものでしょう。自分の存在そのものを認める感覚である「自己肯定感」を育むことにもつながり、とても大切なものです。
子ども応援キャラクターとともに
承認欲求は、衣食住と同じで満たされなければならないものですが、やっかいなことに、目に見えないだけに満たしづらい欲求となっています。そこで私たちは、トロフィーが役に立つのではないかと考えています。目には見えない「認める気持ち」を、表彰品というカタチに、メッセージという言葉を添えて伝えられるからです。
ここからがスタートだと思っています。子どもが大きく健やかに育っていくには、たくさんの栄養が必要です。満たされるべき欲求を、心の栄養となるトロフィーで満たしていきたいと考えています。若い世代の人たちが、大きな夢や幸せを抱いて、未来に向かって歩いていけるように、トロフィー生活は応援キャラクターとともに子どもたちを応援していきます!