
最近、色々な事に付いて勉強をしておりましたら、
松下徽章のベテランの営業の方が、良い本をくださいました。
V鹿ハンドブックです。トロフィーメーカー松下徽章さん70周年記念で
発行された、トロフィーなどに付いての教本です。
少しずつ情報コンテンツで、
ご紹介出来ればと考えています。
本日はクリスタルトロフィーの素材に
使われている成形ガラスに付いて書いて参ります。
成形ガラスとは一定温度で凝固結晶せず、次第に粘性を増し、
非結晶固形無機物化するものを成形ガラスと呼びます。
・原料
主原料:硅砂・ソーダ灰・石灰石
福原料:硝石・ホウ硝・亜ヒさん・せれん・マンガン・銅・コバルト
・性質
・非常に硬く、もろい。通気性・通水性・吸収性がゼロである。(例外:多孔質ガラス・特殊濾過用ガラス・吸着用ガラス)
・急熱・急冷した場合、割れやすい。
・光透過率が非常に高い。
・フッ酸化水素水には著しく腐触される。
・高温度の性質。
(一定の融点を示さず粘性がましたり、減少して固形化。液化する)
誘拐温度:1400から1500
軟化温度:700
作業温度:1000?1200
徐冷温度:500
・材質による種類
・ソーダガラス
一般に波ガラスと言われる通常のガラスは、このソーダガラスの事である。
・クリスタルガラス
鉛の含有量が24%以上がクリスタルガラスと言われ、光の屈折率が大きく、
輝きが増す為、カットガラスに適している。
・アルミナホウ硅酸ガラス
熱線膨張率が低い性質を利用して、耐熱ガラスにしようされる。
・パイロセラム
酸化チタン塩・ジルコン酸等を触媒にしてガラスを結晶化
しており、非常に熱・ショックに強く、鍋・ポット・宇宙ロケット
等にしようされる。
・カリガラス
ソーダガラスに比べ光の屈折率が大きく、クリスタルが発明されるまではカットガラスに使用された。
(例:過去のチェコガラス)
・成形の種類
・回し吹き
型の内部にガラスをふきこみ回しながら成形
(コップ・ワイングラス等)
・宙吹き
ガラスをポンテに取りだるまがまで熱を保ち成形
・型押しプレス成形
ガラスを型に受け、押しこみ成形(灰皿・皿・鉢・コップ等)
・圧迫成形
ガラス種の軟らかいうちに圧縮空気を吹き込み形に応じて、成形(ビン等)
・スピン成形
遠心力利用の成形
・オートメーション成形
・被せガラス
スキ生地に色ガラスを合わせて、巻きつけた物」
V鹿ハンドブック抜粋
松下徽章さん勉強になりました。
ありがとうございます。